タイトル:この世を生き抜く最強の技術
著 者 :わび
出版社 :ダイヤモンド社
発行日 :2022年1月11日
本当の強さとは
本当の「強さ」とは、
・やばくなったら、自分のことを守って危機を回避できる
・いつも自分の気持ちに正直に生きる
・どんなときにも自分の人生を自分で舵取りできる
というような「自分のことを自分で守る強さ」である。
それこそが、この世を「生き抜く技術」である。
逃げてもいい時がある
人生においては、戦うよりも逃げるほうがいいタイミングが必ずある。
・本当は限界なのに、「まだ大丈夫」と頑張ってしまう
・向いていない仕事で心を疲弊させている
このようなときは、まずはしっかり休んで、今後のことをきちんと見直したほうがいい。
弱音は吐いてもいい
しんどいときに弱音を吐かない人ほど急に折れ、逆に弱音を吐く人ほど、困難な状況を乗り越えられる。
弱音を吐かないことを美徳と考え、残業やパワハラにも弱音を吐かずに大丈夫なふりをしていると、無理をした状態を続けることになり、ある日突然、ポッキリと心が折れてしまう。
「正しそうな道」に執着しない
誰かが決めた、一見すると「正しそうな道」にこだわってしまうと、道の上に壁や敵が立ちはだかったとき、乗り越えるとかブチ破るなどの選択肢しかなくなる。
・仕事はしんどい
・人間関係はストレスフル
・休みの日にいくら眠っても完全回復はしない
という状態にも関わらず、
・一度自分の決めた道だから
・上司の命令だから
・妻子がいる身だから
と身動きが取れずがんじがらめになり、自分の人生を楽しめなくなる。
そうではなくて、人生を大局的に捉えて、「大まかな方向に進んでいればOK」くらいの感じでラクに生きる。
すると、道の上に壁や敵が立ちはだかったときでも、迂回するという選択肢も思いつくことができる。
ラクに生きるコツ
心の守り方
心が疲れているサインは一気に表れるものではなく、徐々に表れてくる。
従って、自分の心身の状態を常に把握しておくことが大事になる。
そして、メンタル疾患に陥らないための予防と早めの回復を図る。
依存や執着を手放す
多すぎる残業やパワハラで心身がボロボロになっているのに、
・世間一般でいう「安定」のため
・この組織にいないと
と必死にしがみついてしまうような、行きすぎた依存や執着は、メンタル崩壊に導く。
何かに依存したり、執着しているなと思ったときには、「まぁ、いいか」とつぶやいてみる。
自分の気持ちにフォーカスする
「人の気持ち」を考えすぎると、「人にどう思われるか」に変わっていく。
しかしながら、「人の気持ち」はコントロールできない。
コントロールできないものに捕われすぎると、辛くなる。
「人の気持ち」を考えることは大切ではあるが、「自分の気持ち」をもっと大切にするべき。