タイトル:頭に来てもアホとは戦うな!
著 者 :田村 耕太郎
出版社 :朝日新聞出版
発行日 :2014年7月30日
アホの特徴/戦う人の特徴
アホの特徴
なによりも「まず暇であること」。
そして、暇に加えて「あなたに強い関心(好き/嫌い)がある=あなたに構ってほしい」という大事な特徴がある。
アホと戦う可能性がある人の特徴
・正義感が強い人
・自身にあふれている人
・責任感が強い人
・プライドが高い人
・おせっかいな人
アホと戦うのは「人生」の無駄
貴重な人生の時間はアホと戦うためにあるわけではない。
また、会社員であれば、求められていることは、アホと戦うことではなく成果を出すことであるはず。
自分のすべきことや組織のことを考えれば、アホと戦うのではなく、
・花を持たせる
・やられたフリをする
・味方にして自分のために利用する
などにより、アホをかわすことが重要である。
アホと無駄に戦えば、自分の人生を大事にしない「アホ」になってしまう。
戦うべき相手は…
人生は長いようで短いもの。
だからこそ、人生において限られた財産である時間とエネルギーは、「アホと戦う」という使い方で浪費するのではなく、人生を輝かせることに使うべきである。
そもそも、自分の「人生における幸せ」や「人生の目標」がハッキリと定まっていたら、アホに構っている暇はないはず。
つまり、アホと戦ってしまったり、他人の目が気になってしまう責任は、すべて自分にある。
戦うべきは、「アホと戦う」なんてアホなことを考えてしまっている自分である。
人生は自分が責任を持って作り上げるもの。
「死ぬときに自分の人生に心から満足できているか」に比べたら、「他人からどう思われるか」は、結局のところあまり重要ではない。