【ネタバレ】あした死ぬかもよ? #10

タイトル:あした死ぬかもよ?

著 者 :ひすいこたろう

出版社 :ディスカヴァー・トゥエンティワン

発行日 :2012年12月15日

この世で最大の不幸

この世で最大の不幸は、死が間近に迫ったときに、自分の人生に後悔すること。
死ぬ前に後悔することこそ、最大の不幸である。

・このままの生き方が続いたら、5年後、10年後にはどうなっているか?
・このままの生き方が続いたら、このままの人生を過ごしたら、人生の最期の瞬間に後悔することにならないか?
・人生最後の日に、どんな気持ちになっていたら最高か?
・このままの生き方で、それは達成できそうか?
・できないとしたら、いつから生き方を改めるのか?
と自分の人生について日々向き合っているか。

「死」を意識する

「死ぬ直前の後悔」を避ける方法はたったひとつ。

それは、「死」を意識すること、この場でしっかり自分の死を想像すること。
死を真剣に見つめることで、人は自分の「本心」に気付くことができる。

人生最後の日を想像する
もっと生きていたい!と思っても、もう数十秒後には人生が終わってしまう。
そんな最後の瞬間に振り返った人生は、どんな人生だったか?

「いつ最後の日が来ても後悔はない」そんなふうに胸を張って言える人生だったか?
本当にやり残したことはないか?
このまま人生を終わらせるなんて、悔しくないか?
「もっと時間があれば」と泣きたいほど後悔しないか?

「死」から目を背けない
人は「自分だけは死なない」と思っているかのように生きている
しかし、誰にでも人生最後の日は必ず来る。

もし今30代だとしたら、桜をあと50回も見られないかもしれない。
正月をあと50回も迎えられないかもしれない。

その現実から目を背けてはいけない。

笑って死ぬために

後悔なく生きる
自分の人生を生きるために、自分にかけている制限や思い込みを取り除く。
・人と違ったっていい
・もっと自分に素直に、ありのままに生きていい
・嫌なことは断ってもいい
・楽しいことを優先したっていい

冒険して生きる
人生最後の日から見たら、今悩んでいることはすべて懐かしい思い出になる
だから、思い切って人生を冒険として生き抜いてみる。

夢に生きる
一度きりの人生なんだから、誰になんと思われようと、自分がやってみたいことをやってみればいい。
ただし、そのためには、「自分にとっての理想の人生、ワクワクできる人生とは何か?」を真剣に考える必要がある。

そして、それを「いつかやる」ではなく、今日やる。
人生では、「何をしているか」よりも「ホンキでやっているかどうか」が重要

本心で生きる
「あなたの余命は半年です」。
そう宣告されたら、なにをするか?
いまの会社をやめるか?続けるか?
いまやっていることで、そのまま続けるものはなにか?逆にやめるものはなにか?

では、明日死ぬとしたら、なにをするか?
死と向き合い、この答えを真剣に考えることで、大切ではないものは消え落ち、自分の本心と出会うことができる。

今を大切に生きる
もしかしたら、今日という一日が最後かもしれない。
この食事が最後かもしれない。
親の元気な声が聴けるのはこれが最後かもしれない。
家族に「いってらっしゃい」と言えるのは今日が最後かもしれない。

そんなふうに「これが最後かもしれない」と思って、今生きていることに感謝して、今を大切に生きる。

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