タイトル:最大化の超習慣
著 者 :堀江 貴文
出版社 :徳間書店
発行日 :2022年1月31日
人生の楽しみ方
人生の醍醐味
何歳であろうと、仕事や恋愛や子育てで日々、迷い、惑い、試行錯誤を繰り返して生きている。
この死ぬまで続くであろうその試行錯誤の日々は楽しむに値する。
人生は底知れない可能性にあふれているからこそ、試行錯誤こそが人生の醍醐味であり、試行錯誤こそが実りある人生をもたらす。
人生でやるべきこと
数十年前、今のインターネットやスマートフォンが席巻している世界は誰にも予測できなかった。
だからこそ、人生において必要なのは壮大なビジョンなどではなく、目のまえの1日1日をひたすらこなして、楽しむこと。
実際に着手すべき事柄は、いまのなかにしかない。
習慣化の重要性
人生は変数に満ちており、未来に何が起きるか分からない。
だからこそ、人生において大切なものは、才能やセンスではなく、持続的・永続的な思考と理性と行動。
つまり、習慣的な思考、理性、行動が必要。
アクション≠精神論
私たちの可能性を高め、パフォーマンスを最大化するには、アクション(「なにか」を変えようとする、意思と実行)が不可欠である。
多くの人がアクションを起こせずにいる原因は「アクション=精神論」と捉えているため。
しかし、それは誤りであり、アクションに根性や気合いは関係ない。
アクションとは、持続的、連続的、永続的な習慣である。
そして、正しいアクションを起こせれば、必ず「なにか」が起きる。
「やり抜く」ための習慣
一歩先を考える
試練やトラブルのたぐいが降りかかった際は、「一歩先」を考えて、明確な短期目標を設定することが大切である。
「2+〇」の状態で、最適な〇を見出すのは不可能でも、「2+〇=5」と先の結論が見えればなにが必要で、なにが不必要なのかがわかる。
「点」を打ち続ける
「未来をあらかじめ予測して、点と点をつなぎ合わせることはできない。
のちのち過去を振り返ったとき、点と点はつながるだけだ。
だから、いまやっていることを信じて、実を結ぶと信じて、行動するしかない」
(スティーブ・ジョブズ:Connecting the dots=点をつなぐ)
やりたいことを好き放題やって、「点」を打ち続けることが大切である。
運をつかむ
成功には運の要素が強く関係する。
従って、単純な数の理屈として、アクションの母数、つまり「点」の母数を増やすことで、成功=運はキャッチアップできる。
ピカソが世界でもっとも有名な画家になった理由は才能だけではない。
見逃せない事実として、15万点とも言われる膨大な作品を量産した(=アクションの母数を増やした)のである。