【ネタバレ】神トーーク #31

タイトル:神トーーク

著 者 :星 渉

出版社 :KADOKAWA

発行日 :2019年7月19日

すべての土台

人の心を動かすために有効な「テクニック」や「法則」は存在する。
しかし、テクニックを使おうとしても、そもそも相手が耳を傾けてくれなければ、何も始まらない。

従って、まずは、相手に「この人の話ならば聞こう」「話を聞くに値する」と思ってもらうことが必要になる

そのために重要なことは、自分自身の日常の言動である。

・頭ごなしに否定するのではなく、まずは相手の事情をしっかり聞いているか
・時間にルーズなところはなく、約束した時間は守っているか
・みんなの先頭に立って困難にチャレンジしているか
この「自分自身の日常の姿」という土台がしっかりしていて初めて、人の心を動かすコミュニケーションの取り方やテクニックが活きてくる。

人の心が動くメカニズム

私たち人間は、どんなに理論的に正しいことを言われたとしても、「感情」が同意していなければ、真に受け入れることはできない

そして、この「感情」は、欲求と密接につながってる。
「こういう欲を満たしたい!」という感情が人を動かし、人は自分の欲求が満たされる場所、自分の欲求を満たしてくれる人を求めて動く。

従って、「人の心を動かす」ためには、「感情と欲求の関係性」を正しく理解する必要があるる。

「マズローの欲求五段階説」のうち、伝え方で満たすことができる人間の欲求は、以下の3つ。
・心の安全を求める「安全の欲求」
・安心できる人とつながりたい「所属と愛の欲求」
・認められたい「承認欲求」

そして、この3つの欲求から導き出されるキーワードは、「安心感」と「自己重要感」
すなわち、コミュニケーションによって、相手の「安心感」と「自己重要感」を満たすことで、「人の心を動かす」ことができるようになる。

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