【ネタバレ】平常心のコツ #48

タイトル:平常心のコツ

著 者 :植西 聰

出版社 :自由国民社

発行日 :2013年12月10日

他人の言葉に惑わされない

非難を受け入れてみる
自分の意見を否定されても、相手の言葉の中には、「なるほど。そういうことも、言われてみれば一理ある」と、うなずけるものもあるかもしれない。
それに気づくことができれば、自分は一つ得をしたとも言える。

「ありがとう」と言ってみる
頭に来た相手に、敢えて「ありがとう」と感謝の言葉を言う。
まず初めに「ありがとう」と言っておくことで、心を乱すことなく、平常心で言いたいことを相手に伝えられる。

クヨクヨしない

決めつけているのは自分自身
辛い状況で「崖っぷちだ」「もうダメだ」と絶望的な心境にしてしまっているのは自分自身
平常心を取り戻して状況を見てみれば、また違った側面が見えてくるかもしれない。

「たら、れば」思考をやめる
「たら、れば」で考えることは、すべて仮定の話でしかない。
現状の中で、どう前向きに生きて行くか考えるほうが、じっくりと落ち着いた気持ちで、自分の人生と向かいあえる。

発想を変えてみる
どんな出来事にも表と裏がある。
表面的にはマイナスの出来事としか見えないことでも、裏側にはたくさんのプラス面があることも多い

今日ほどいい一日はないと思い込む
「日々是好日」で「今日ほどいい日はない」と思って生きる。
そうすれば、イヤなこと、苦しいこと、悲しいことを経験したとしても「いい勉強になった。これで一つ賢い知恵がついた」と前向きにとらえていくことができる。

鈍感に生きていく

いい意味で開き直る
上司から怒鳴られても、「こんな失敗、どうってことない。気にしない気にしない」と深刻にならないように心がける
いい意味で開き直れば、翌日から、ふだんと変わらない気持ちで仕事に打ちこめる。

成功のチャンスを得たと考える
失敗や挫折をあまりネガティブに考えない。
失敗や挫折をポジティブにとらえることができれば、集中力、やる気、そして平常心を維持していくことができる。

相手の心の中を読みすぎない
相手の心の中を読みすぎると、そのために自分の心が振り回されてしまいがちになる。
相手の心の中を察するにしても、「何か悩み事があるのではないか」で止めておく。
その「何か」まで、自分のほうで勝手に悪い方向に想像をめぐらさない

将来のことは大ざっぱに考える
将来のことを、ある程度は、あらかじめ予測しておくことは大切なこと。
ただし、将来のことをあまり事細かく予測しすぎると、かえって心の乱れを生じさせる。

楽観的でいる

「なにが何でも」と考えない
「なにが何でも~ねばならない」という意識で自分を縛りつけると、平常心を失って実力を発揮できなくなる危険が高まる。
「しっかり努力をして、結果はその時の運次第だ。その時の神様のご機嫌に任せよう」と、気持ちを楽にして本番に臨むほうがいい。

「てきとう」に生きていく
心身のバランスを保ち、コンスタントに成果をあげていくためには、「まじめになり過ぎない」「誠実すぎなくてもいい」「責任感を持ちすぎなくてもいい」「周りの評価などあまり気にしない」ということを心がける。
そのほうが末永く元気に働いていける。

人は人、自分は自分

理解してもらえなくても心配しない
他人はそもそも初めから自分の考えや気持ちなどわかってくれないもの。
最初から「他人は自分のことをすぐにはわかってくれない」という前提に立って、人とつきあっていくほうがイライラしないで済む。

いい人にならなくもいい
平常心を保ちながら安らかに生きていくためには、いい意味で自分を大切にすることも必要。
イヤなことを「イヤです」と言ったり、周囲の人たちがどのような状況であろうとも、まずは自分がすべきことを優先して考える。

成り行きに任せる

思い通りにならないのが人生
「人生は思い通りにならないもの」と欲張りな気持ちを捨て、現状に満足する気持ちを持つ。
「今の人生の中でも、探してみれば生きがいや幸福の種になるものがたくさん見つかる」ということに気づけば「思い通りにならない現実」の中でも、心おだやかに暮らしていける。

人に嫌われたっていい
「~たくない」思考を、「~たっていい」思考に切り替えてしまう。
「嫌われたっていい」と、開き直ってしまう。

完璧を目指さない
多少「上手くいかなかったこと」があったとしても、あまり気にしない。
たとえ百点満点ではなくても、「まあまあ上手くいった」のであればそれに満足する
「上手くいかなかったこと」は次への励みになると考えるようにする。

心を癒す方法を持っておく

人を頼ってもいい
困っている時に人に頼るのは悪いことではない
、ましてや責任を放棄することでもない。
誰か困っている人がいた時は自分が助け、自分が困っている時は素直に他人の助けを受け入れられるようにすればいい。

「人生、見捨てたものではない」と信じる
たとえ期待していた通りの見返りが得られなくても、前向きに生きていくモチベーションだけは失ってはいけない。
そのためには、「人生では、見返りが得られないこともある」と知っておくほうがいい。

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